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2月19日、この日は「山県市の無形民俗文化財調査研究中間報告会」、「清流の国ぎふ新春地歌舞伎公演」などがあり、“教養と文化”が深まる1日となりました。
花咲きホールにて
午前中は、花咲きホールで「山県市の無形民俗文化財調査研究中間報告会」があり、地元梅原にお住まいで市無形文化財調査専門委員会委員長の岡田吉孝氏から「山県市の祭りと芸能~調査事業2年目の成果を中心に~」と題し調査報告がありました。
岡田吉孝氏による中間調査報告会
この調査・研究は、市内において地域の宝ともいえる無形民俗文化財(祭り・行事や芸能)が生活様式や地域社会の変化等により、その継承が困難になりつつあることから、現在の姿を後世に残していくことを目的に、平成27年度から3年計画で事業が実施されており、この日は調査2年目の中間報告が行われました。
これまで、市内の祭り、行事や芸能などを委員の皆さんが根気よくまわり、実見と地元の方の話なども聞き、検証してみえました。この中で、伊佐美地域の「弥五郎送り」など、新たな発見もあったようです。
来年度もまだまだ調査する行事があり、また3年間の調査・研究の成果を報告書にまとめ、後継者育成や文化財的価値の継承に資するとともに、市内外への情報発信も行うとのことです。
この日の調査報告をお聞きして、来年の成果が非常に楽しみです。
皆さんも是非、市内の祭りや行事に出向いていただき、地域で親から子、そして孫へと、連綿と受け継がれてきた“ふるさとの歴史”を通じて、今日的な意義と真価を知り、より一層ふるさとを愛する心を育んでいただきたいと思います。
この日は、午後からもぎふ清流文化プラザで行われた「清流の国ぎふ新春地歌舞伎公演」で伝統芸能を堪能しました。
会場には約500人以上が訪れ、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。
この日は、県内の白川町の寿式三番叟」、瑞浪市の「戎詣恋釣針 釣女」、可児市の「傾城阿波の鳴門 どんどろ大師」の迫力ある舞台をみることができました。
ぎふ清流文化プラザ「長良川ホール」にて
なお、この日の歌舞伎舞台で披露された「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)」は、山県市「柿野市獅子神楽」でも同演目で神楽(かぐら)として継承されています。
山県市では、「歌舞伎」というと馴染みが薄いかもしれませんが、実際に舞台をみると引き込まれ魅了されます。是非皆さんも機会を見つけてみてみてはいかがでしょうか。