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みなさんに考えてほしいこと
山県市立大桑小学校 校長 松原 茂
世界中で日々新型コロナウイルス感染症の被害が広まっているなか、みなさんの健康や日常生活を守るために多くのさまざまな人たちが毎日力を尽くされています。
例えば、みなさんの健康を守っている病院で働いているみなさんのことを考えてみましょう。特に新型コロナウイルスに感染した患者さんたちが入院している病院で働いている人たちは、自分が感染してしまうかもしれません。そんな状況の中で、寝る時間も惜しんで感染者を助けるためにがんばってくださっています。中には実際に感染してしまい、重症化しているお医者さんもいるそうです。
病院で働く人たちの他にも、食べ物を売る人、物を家まで運ぶ人など、わたしたちがふだん通りの生活するために必要な仕事をしている人がたくさんいます。こうした人たちも、多くの人が手にしたものに触れながら仕事をしないといけないわけですから、感染を心配しながらも、わたしたちの生活のために働いてくれています。
しかし、最近のニュースを見ると、わたしたちのために、こんなにもがんばってくれているにもかかわらず、「この仕事は感染しやすいんじゃないか」ということだけで、こうした方々を傷つける心ない言葉や行動があると聞きます。
大桑小学校のみなさんには、そんな人には絶対になって欲しくはありません。逆にこんな時だからこそ、ふだん当たり前と思っていることに対して、どれだけ自分たちが支えられているのか考えてみることが大切ではないでしょうか。そしてわたしたちの命やくらしを守るためにがんばってくれている人々を応援してほしいと思います。
そこで、病院で働く人たちなど、わたしたちのためにがんばっているみなさんに大桑小学校の一人一人から「応援メッセージ」をおくりたいと思います。後日、担任の先生からメッセージを作るための説明がありますので、それまで、仕事をしている人たちがどんな思いで働いているか、おうちの人と考えておいてください。たくさんの元気をおくりましょう。