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令和5年2月21日、大阪府豊能郡能勢町役場にて、脱炭素社会リーダー育成短期研修プログラム(第3日目)を開催しました。
当プログラムは、岐阜大学地域協学センター主催で山県市内をフィールドにした短期研修プログラム(全5日間)です。岐阜大学生を対象にカーボンニュートラルに関する基本的な知識・理解を深めるとともに、講義などで学んだ脱炭素社会実現に必要な知識を、地域住民・事業者や専門技術者、行政職員などのさまざまな人との対話と、学生同士でのグループ活動を通じて、脱炭素社会のアイデアを考え、脱炭素社会に対応できる人材育成を目的とするものです。
第3日目である今回は、プログラムに参加する学生や教職員、市職員たちが大阪府豊能郡能勢町を訪問し、地域資源の活用事例紹介や地域で活躍する団体の視察を行いました。
活用事例紹介では、地域の農家を育成する地域団体「里山技塾」代表より講義を受け、実際に講座を行う地元の栗農家を訪問し、栗接木による育成の様子を視察しました。
また、能勢町と隣接する豊能町で展開を進める地域新電力会社である(株)能勢・豊能まちづくりからは、「脱炭素×まちづくり」を掛け合わせた取り組みやこれまでの経緯、今後の展開について講義を受けました。
学生たちは活発に質問を行い、能勢町から多くを学ぶ時間となり、大変有意義なものとなりました。
学生からは「地域によって課題は違うが、まずは目線を変えてみることが大事だと分かった」「一人での活動ではなく、地域全体で協力しあって行う活動は効果が高い」「山県市で実現できそうなアイデアの参考になった」など視察したことで新たな気付きを得ていました。