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令和5年2月22日、大阪府豊能郡能勢町さとおか防災コミュニティーセンターにて、脱炭素社会リーダー育成短期研修プログラム(第4日目)を開催しました。
当プログラムは、岐阜大学地域協学センター主催で山県市内をフィールドにした短期研修プログラム(全5日間)です。岐阜大学生を対象にカーボンニュートラルに関する基本的な知識・理解を深めるとともに、講義などで学んだ脱炭素社会実現に必要な知識を、地域住民・事業者や専門技術者、行政職員などのさまざまな人との対話と、学生同士でのグループ活動を通じて、脱炭素社会のアイデアを考え、脱炭素社会に対応できる人材育成を目的とするものです。
第4日目である今回は、第3日目に引き続き、プログラムに参加する学生や教職員、市職員たちが大阪府豊能郡能勢町を訪問し、地域資源の活用事例紹介や地域で活躍する団体の視察を行いました。
活用事例紹介では、能勢町の豊かな自然を守り、地域に住む住民の活気を盛り上げ、関係人口増大を目指す能勢なつかしさ推進協議会、NPO法人大きな樹代表から、多くあった地域課題を地域住民、新しく移り住んだ移住者と一緒に解決していく方法について講義を受けました。
また、能勢町内で唯一の高校である大阪府立豊中高校能勢分校 准校長からは、「世界が教科書。教室は町ぜんぶ」とキャッチフレーズを掲げ、学校づくりとまちづくりを地域とともに実践する取り組みやリユース太陽光パネルを用いたE-bike充電の取り組み、今後の展開について講義を受けました。
学生たちは活発に質問を行い、大変有意義な時間を過ごすことができました。
学生からは「地域一体となった取り組みでないと、まちづくりはできないことを学んだ」「地域の情報発信力が重要だと分かった」「将来世代としてまずは行動することが大事だと再確認できた」など新たな気付きを得ていました。