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ジェンダー平等

記事ID:0036856 更新日:2023年5月31日更新

ジェンダー平等を実現させよう

ジェンダーとは

 ジェンダー(gender)とは、生物学的な性別(sex)に対して、社会的・文化的につくられる性別のことを指します。世の中の男性と女性の役割の違いによって生まれる性別のことです。
 ジェンダーバイアスとは、社会的・文化的に作られた「男らしさ」「女らしさ」という枠の中で、「こうあるべき」という偏見や差別のことです。知らず知らずのうちに染み込んだジェンダーバイアスによって、無意識に言ったことが誰かを傷つけたり、差別してしまっているのかもしれません。

ジェンダー平等とは

 ジェンダー平等とは、一人一人の人間が、性別に関わらず、平等に責任や権利、機会を分かち合い、あらゆる物事を一緒に決めることができることを意味しています。
 2015年の国連サミットで採択されたSDGs持続可能な開発目標の17の目標の一つにも「男女平等を実現し、すべての女性と女の子の能力を伸ばし可能性をひろげよう」があります。
 社会的・文化的に作られた性別(ジェンダー)を問い直し、一人一人の人権を尊重しつつ責任を分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会を創る取り組みが世界中で行われています。

カミングアウトについて

 カミングアウトとは、自身の性自認、性的指向について他の人に打ち明けることです。

カミングアウトしたい

 カミングアウトは相手にも精神的な負担を与えることがあります。誰に何をどう伝えたいのか整理しましょう。同時に、伝えていい範囲を明らかするなど、情報をコントロールすることも大切です。アウティングの被害に合わないためにも、しっかりと自己防衛をしましょう。

カミングアウトされたら

 カミングアウトの理由や背景はさまざまですが、当事者は相手を信頼し、勇気を出して打ち明けています。「大切なことを伝えてくれてありがとう」「何か私にできることあるかな」などの言葉をかけてみましょう。同時に、他の人にもカミングアウトしているのか、誰に伝えていいのかを確認し、本人の了承なしに他人に伝えないよう注意しましょう。
 本人の承諾がないまま、第三者に暴露することはアウティングと呼ばれ、プライバシーを侵害する行ためであり、大変な精神的苦痛を与えることになります。

人権侵害

 当事者の了承を得ずに、当事者が秘密にしていた性的指向や性自認を他人に伝え、広めてしまう行ためは人権侵害になります。

アウティング

 アウティングとは、他人の性自認や性的指向を本人の許可なく他の人に話すことです。直接口頭で話す以外にも、SNSなど不特定多数の人に情報を流す行ためもアウティングにあたります。仮にアウティングをしてしまった本人が善意で行っていたとしても、当事者の意図しないところで個人のセクシュアリティを知られた場合、当事者のほうが傷つき、精神的に追い込まれる可能性もあるので、十分注意しましょう。

SOGI(ソギ、ソジ)ハラ

 ソギ(ソジ)ハラは、性的指向や性自認に関して行われる嫌がらせ、差別的言動などのハラスメントを意味します。性的指向や性自認など、性に関する最低限の知識を持ち合わせていないと無意識のうちに行ってしまう危険があります。

相談窓口

 市や県では、さまざまな相談窓口を設けています。ひとりで悩まず気軽に相談してください。
 相談は、男女共同参画相談窓口で確認してください。


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