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この単元では,身近にあるものを使って,動くおもちゃをつくります。最初は,教科書に紹介されているものを作ってみました。これまでの経験や,本で調べる,仲間と話し合うなどして,自分の考えた動くおもちゃを作っていきます。動くためには,ゴム,風,おもりなど,様々な力を利用します。作りながら試すことを繰り返し,思うようにいかないことがあれば,「どこを直すとよいのだろう?」と考え,よりよく動くように改良を加えます。仲間と遊ぶうちに,遊び方やルールについても,「こんなふうにしたら,みんなが楽しく遊べるようになる」と,考えがどんどん広がります。教室に入ると,みんなが作ったおもちゃを見せてくれました。「こっちの方がよく動くよ」「どうして?」と尋ねてみると「だって,ゴムを2本にしてあるからだよ!」と,裏を見せてくれました。また,「最初はね,重すぎてちっとも動かなかったから,この段ボールを切って短くしたんだよ。そうしたら,すごく走るようになったんだよ!」と,語る表情は,誇らしげでした。こうした気付きや学びが3年生の理科の学習につながっていきます。
みんなで「動くおもちゃ大会」をしたら,どんなに楽しいだろう?と,その日が楽しみになりました。ぜひ,ご家庭でも,「今日のおもちゃ作りはどうだった?」と,話題にしてみてください。きっと,いろんなお話が聞けることと思います。