本文
言葉には,かなで書くと同じでも,いろいろな意味をもつものがあります。この教材では,「とる」の言葉が使われた詩が紹介されています。それぞれの「とる」が,どんな意味であるかは,文中で使われる時の他の言葉との関係からはっきりしてきます。この授業では,「とる」が,どのような意味で使われているのかを確かめます。実際の,川崎洋 作の「とる」の詩は,もっとたくさんの文で構成されています。子どもたちは辞書を引きながら,自分が考えた文を作りました。4年生の児童数分である13行が新たにできあがりました。子どもたちは,こうして語彙を豊かにしていくのですね。教科書には「あがる」「たてる」「みる」「ひく」「かける」などの多義語も紹介されています。家庭で「とる」の詩にならった言葉遊びの詩を作ってみたり,家族で言い合ったりするのもおもしろそうですね。