5年生　稲刈り体験

　5年生が稲刈り体験をさせていただきました。校外での学習が初めてということもあり，子どもたちは嬉しくて張り切って稲刈りに取り組みました。毎年，子どもたちにこのような機会を設けて頂きありがとうございます。

　ニュースでも報道がありましたが，平年を100とした米の出来栄えを示す今年の作況指数は，東海三県は平均で「97」で「やや不良」の見通し。県別では，愛知県と岐阜県が「98」，三重県が「96」と，いずれも「やや不良」です。米作りで毎年お世話になっている砂田さんからは，稲の株元から水分や栄養分を吸い取って枯らせる害虫「トビイロウンカ」による被害が，岐阜県内で多発していることをお聞きしました。私たちは，学校給食でも，家庭でも米が食べられなくて困るということはありません。でも，葉っぱが枯れている様子や話を見聞きすることで，日本人の主食である米作りを生業としている人々の苦労や努力があって初めて日本の食が支えられていることを実感できたのではないでしょうか。世界では砂漠化が進んでいて農地が減少していること，食料を自給することについても考えてみてほしいと宿題をもらいました。「実りの秋」を迎えるまでには，どんな日々があるのかを，家族に自分の言葉で話すことができるとよいですね。