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清流と鮎との関係は,地域の経済や歴史,食・文化と深く結び付いています。人々の生活,水環境,漁業資源が密接に関わる里川全体のシステム「長良川システム」が世界農業遺産に認定された清流長良川の鮎を育んでいます。鮎は,川と海を行き来する回遊魚です。今,ちょうど,天然の鮎が産卵のために川を下ってくる頃です。この日は,ちょうど,獲られた鮎が運ばれ採卵,採精,媒精,受精,シュロブラシに着床させる等の一連の流れを見学させていただきました。こうした繁殖保護活動が行われていることで,長良川の鮎が守られていくことが分かりました。清流長良川の鮎を守るために,私たちにできることは何かを考えて生活していくことが,今回の学びを深め広げることになります。