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学校給食における県産水産物の活用推進事業により,県より無償で提供していただいた鮎を使った「鮎の甘酢あんかけ」が出ました。岐阜県産の米粉をまぶして,低温の油でじっくりと揚げてあるので,丸ごと食べることができます。副菜はキャベツとブロッコリーのおかか煮,汁はたぬき汁でした。今,1年生は国語で「たぬきの糸車」を学んでいますが,その中にこんな一節があります。「かわいそうに。わなになんか かかるんじゃないよ。たぬきじるにされてしまうで。」おかみさんは,そういって,たぬきをにがしてやりました。もちろん,今日の汁にたぬきの獣肉が入っているわけではありません。では,なぜ,たぬき汁というのでしょうか。タヌキの代わりに凍りコンニャクをちぎって胡麻油で炒り,そこに良く擦ったおからを加え味噌汁にすると,味がそっくりになることから,これが精進料理として広まったそうです。今日の味噌汁には,こんにゃくが入っていましたね。