本文
理科や生活科の学習は,子どもたちが過ごす毎日とのかかわりが大きいです。4年生の「水のすがたと温度」では,水を冷やしたり,水を熱したりする実験を行います。今の時期は,朝夕の冷え込みが厳しく,今日も児童玄関前の手洗い槽に残った水が板状に氷っていました。こうした自然現象を,子どもたちは生活体験から知っています。
1,2年生の生活科では,冬になると生じる変化を見つけます。「木から葉っぱが落ちる」「息を吐くと白く見える」「雪が降る」「つららや水たまりがこおる」という気付きです。そうした生活体験を通して気付きについて,水の性質とかかわらせながら自分の言葉で話すことができることが理科の学びです。今日は,水を熱した時に発生するあわの正体を考える実験を行っていました。突沸により熱湯がかかる危険性への対応として保護めがねをかけています。どの班も,担任による手作りの実験装置です。太いストローは,タピオカ用のストローだそうです。手に持っているポリエチレンの袋にたまったもの…それが正体です。
大人にとっては当たり前に分かることも,子どもたちはこうした実験を通して学んでいきます。