10月4日　水曜日

4日　水曜日

4年生が校外学習へ出かけました。

　7時30分にJaの駐車場から出発しました。雨の心配をしていましたが、集合時刻頃にはすっかり雨も上がり、少し肌寒かったことはありますが、山歩きには丁度よい天候になりました。お家の方に見送っていただいたバスは、順調に走り予定通り五色ヶ原の森に到着しました。

　センターに到着しバスを降りると、伊自良よりさらに空気が冷えているのが分かりました。建物の中に入ると、ストーブがついていて、びっくりする子どもたちでしたが、しばらくすると、ストーブを囲んでいました。朝は、10℃以下になるそうです。海抜1400m近くになると、気温もずいぶん違うことがよく分かりました。山に入る前にまずは、30分ほどかけてゆっくりとお弁当を食べました。
　さあ、いよいよ出発です。3つのグループに分かれ滝をめざします。

　ガイドの方がいろいろと説明をしてくださいます。甘いにおいのする葉、鳥も食べない実、熊が好んで食べるクマザサ、花粉をださない杉など、たくさんお話をしてくださいました。この森のあたりは、乗鞍岳が何度かの噴火を繰り返し、溶岩が流れ出してできた土地であるため、大きな溶岩の塊もありました。大きな
溶岩の上に木が根を張っている様子もたくさん見られました。

　途中、写真にあるような橋を何度も渡りました。始めは「怖いな」と心配そうに、慎重に橋の上を歩く子どもたちでしたが、復路では、すいすいと渡る姿がありました。

　終点の滝が見えてくると、子どもたちは大喜びで、これまで歩いてきた疲れもどこかへ跳んで行ってしまったようです。早く滝の近くまで行きたい！と足早に進んでいきました。濡れることも気にせず、滝の水しぶきを浴びていました。澄んだ空気、心地よいミストのシャワーに、子どもたちも「ずっとここに居たい！」としばらく、その場から離れませんでした。岐路に向かう途中、「もう一回行きたい！」という声も聞かれました。始めは、子どもたちの体力を心配していたこともありましたが、そんな心配は全く必要ありませんでした。何事も、体験してみることが大切だと感じました。
　社会の学習で岐阜県の学習をする4年生です。今回は、自分たちが住んでいる岐阜県の自然の美しさ、素晴らしさを、体験を通して学ぶよい機会でした。お世話になったみなさま、ありがとうございました。