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風しんは、発熱および発しんを主な症状とする感染力が強い疾病です。飛沫感染により人から人へ感染します。
妊婦、とくに妊娠初期の女性が「風しん」にかかると、生まれてくる赤ちゃんが、目・耳・心臓に病気を持つ「先天性風しん症候群」という病気にかかることがあります。
一度風しんがまん延すると、その影響を受けて先天性風しん症候群の発生も増加する傾向が見られます。
2018年7月以降、特に関東地方において風しんの患者数が増加しており、患者の中心は30代から50代の男性でした。このうち、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は、これまでに公的な予防接種を受ける機会がなかった世代であり、抗体保有率も女性および他の世代の男性が約90%に対し、上記世代の男性は約80%と低くなっています。
そのため、令和3年度まで風しんの抗体検査および予防接種が積極的に勧奨されてきましたが、勧奨の期間が令和6年度まで延長されることになりました。
対象者の多くが、働く世代の男性であることから、特定健康診査の機会や事業所の健康診断の機会の利用が考えられています。
令和4年度に対象者へクーポン券を発送しました。クーポン券をお持ちいただき、医療機関で受診してください。無料で抗体検査が受けられます。検査の結果、陰性と判断された人は、無料で予防接種を受けることができます。
過去に発行したクーポン券には、令和4年3月31日期限と印刷されていますが、引き続き使用可能です。
紛失した場合、クーポン券を再交付しますので、子育て支援課まで問い合わせてください。
※ 予防接種を受けられる人は、「風しん予防接種説明書」を必ず確認してください。