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命の大切さを学ぶ教室

記事ID:0023513 更新日:2021年6月17日更新

6月10日(木曜日) 命の大切さを学ぶ教室

 この日,岐阜県警察本部広報県民課の事業で,全校生徒を対象とした教室が開かれました。新型コロナウイルス感染症予防対策をとり,間隔を十分に空け,換気をしながらの講演会。講師は則武崇智さん。2016年,横断歩道を渡っていた次男の啓太君(当時小学校4年生)が,トラックによってはねられ亡くなりました。トラックの運転手は,運転中にスマホゲームの「ポケモンGO」をしていて,啓太君が横断歩道を渡っていることに気づくのが遅かったそうです。啓太君がもし生きていたら,今では中学3年生。本校の生徒はどんな思いで則武さんのお話を聞いたのでしょう。

 3年生の生徒の感想の一部です。「(略)則武先生が病院での出来事をお話しくださって,一番印象に残ったのが啓太さんの兄の言葉です。目の前で弟がはねられて,兄だから責任も感じていただろうし,弟のことを大切に思っていたと思うので,胸が押しつぶされるような悲しみでいっぱいでした。(略)」

いのちいのち2

 講演の後,校長室でお話をしているとき,啓太君のお兄さんのことを尋ねてみました。「大人には表現できないことでも,仲の良い友達同士だと構えずに話せることもあるようで,本当にそれは救いです」というようなことを教えてくださいました。美山中の生徒たちも,辛い気持ちを仲間と共有することで前向きになれることを願います。また,今回のお話は,生徒よりも,ドライバーとしての私たち教職員こそが胸に刻んだ内容だったと思います。