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7月18日、市役所で第1回山県市いのち支える自殺対策推進委員会を開催しました。
自殺対策基本法の改正(平成28年4月施行)により、市では今年度末を目標に自殺対策計画を定める予定です。自殺の実態把握、調査、審議、そして普及活動に関して協議することを主な目的として、計画関係機関及び団体と連携し、市内有識者等13名で構成される本委員会を発足しました。
会長には山県医師会会長の鳥澤英紀氏、副会長にはNPO法人岐阜いのちの電話副理事長の村瀬忠敬氏が選任されました。
第1回目は、自殺対策の動向、山県市の自殺の現状、これまでの山県市の取組み、今後の推進委員会のスケジュールについて話し合われ、その中で鳥澤会長は「医師である立場上、若い方からお年寄りまで、自殺という悲しい現場をみてきました。尊い命を自ら絶ってしまうことはもったいないことだと思います。自殺したいと思わない環境づくりが大切です。」と語られていました。
山県市役所でも今月、全職員を対象にゲートキーパー養成研修や、メンタルヘルスチェックを実施しました。自殺というデリケートかつ深刻な問題は誰にでも起こりうることと正しく認識し、今後も継続的に研修等を実施していきたいと思います。
自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることのできる人のこと。
委員会の様子
委嘱状交付の様子
鳥澤英紀会長(右)、村瀬忠敬副会長(左)