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9月23日、大桑城の歴史的価値やその魅力などの理解を深めてもらうことを目的とした、ハタチの山県市記念事業「すごいぞ!大桑城」トークイベントに参加しました。
午前には、大桑城跡現地見学会として、古城山に登り、城郭研究の第一人者である滋賀県立大学名誉教授の中井均先生から調査箇所の解説を聞きました。令和3、4年度の発掘調査で、庭園とそれを眺める建物の痕跡などが確認されたことなど、大桑城の歴史的価値について理解を深められる時間となりました。
午後のトークショーでは、中井先生と大の城好きとして知られる落語家の春風亭昇太師匠から、大桑城の魅力や「ここがすごいぞ!」というポイントについて話を聞きました。昇太師匠は「岩門」伝承地の巨石と曲輪群の直線的な通路について、中井先生は「台所」伝承地の庭園について、いずれも土岐氏が守護としての権威を示すために造られたことが「すごい!」と語っていました。
最後には、お二人とともに登壇し、より多くの人が大桑城跡の価値やその魅力を知り、理解を深めてもらう方法などについて語り合いました。
市では、大桑城跡を後世に受け継いでいくため、令和7年度末頃の国指定史跡を目指して事業を進めています。皆さんも大桑城跡がある古城山を登り、歴史を感じてみてはいかがでしょうか。