本文
3月3日、文化の里花咲きホールにて開催された重要無形民俗文化財舞台公演を鑑賞しました。
私たちの先人が築き、守り伝えてきた地域の宝ともいえる無形民俗文化財は、生活様式や地域社会の変化等により、その継承が困難になりつつあります。
この舞台公演は、山県市には素晴らしい文化財が生まれ、伝えられていることを知ってほしい、また若い後継者が引き継いでいってほしいという目的で、市重要無形民俗文化財伝承活用事業実行委員会主催のもと開催され、市指定重要無形民俗文化財の立華、葛原太鼓踊り、伊自良十六拍子、北山雨乞い太鼓・雨乞い踊りの舞台公演が行われました。また、市伝統文化地域活性化実行委員会の岡田吉孝民俗調査員らによる各保存会の芸能の歴史や特徴などについての解説も行われました。
長い歴史を経て親から子へと連綿と受け継がれてきた地域の伝統芸能を、若者からお年寄りの出演者たちが、息の合った迫力ある演技・演奏をされ、大変感銘を受けました。
また、舞台公演に先立ち、市文化財審議会会長の西村覺良氏による「民族文化財を生んだ山県市の歴史的風土」と題した講演も行われ、高富、美山、伊自良の各地域を形作ってきた歴史について詳しく知ることができ、ふるさと山県市の歴史を学ぶ大変有意義な時間となりました。
舞台公演の様子
舞台公演の様子
舞台公演の様子
舞台公演の様子