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2月3日、美山中央公民館で、大桑城の歴史的価値やその魅力などを紹介する、大桑城跡デジタルジオラマコンテンツ体験会を行いました。
大桑城跡デジタルジオラマコンテンツとは、大桑城跡や大桑城下町遺跡の範囲を表現した地形模型(ホワイトジオラマ)の上部に設置したプロジェクターから、赤色立体地図や航空写真、復元イメージ画像などを投影させる模型です。タッチパネルを操作することで、大桑城の概要や発掘調査成果などの解説がモニターや地形模型に表示され、大変分かりやすく大桑城に関する情報を把握することができます。
また、このデジタルジオラマコンテンツは分解して持ち運ぶことができるため、今後さまざまな会場で皆さんに体験してもらうことができます。直近では、令和6年3月22日まで、市役所1階ロビーに設置しています。
当日は、デジタルジオラマコンテンツ体験のほか、城郭研究の第一人者で滋賀県立大学名誉教授の中井均氏による特別講演も行い、大桑城や城下町の当時のイメージや、大桑城の構造の特徴についてお話をいただきました。
その他にも、中井氏が監修し、城郭イラストや山城復元イメージ図制作の第一人者であるイラストレーターの香川元太郎氏が制作した「大桑城復元イメージ図」の完成お披露目や、大桑城跡の遺構配置図、出土遺物の展示と解説があり、当体験会はさまざまな角度から、大桑城跡の魅力を知る機会となりました。