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大地震などの緊急災害時における基本的な対応について
本校では,地震発生時やその他の災害時における対処について,計画的に避難訓練を行って,校内での児童の安全確保ができるように努めています。しかし,大災害が発生した場合,児童の状況は様々なはずです。学校と保護者との連絡がつかなくなることも予想されます。
つきましては,大地震などの災害に備え,緊急時における学校としての基本的な対応,引き渡しの基準・方法についてお知らせします。ご家庭でもその内容をご理解の上,ご協力をおねがいいたします。
1 避難場所
(1)指定避難所 : 梅原小学校,梅原公民館,梅原保育園
(2)指定緊急避難場所 : 梅原小学校グラウンド,梅原スポーツ広場
※本校は耐震工事が終わっていますので,災害発生時の避難場所は本校です。しかしながら,本校は土砂災害警戒区域内にありますので,地震発生後,危険と判断された場合には,指定緊急避難場所に移動して児童を保護します。
2 引き渡しとする基準
(1)山県市近接地域において震度5強以上の地震
(2)山県市近接地域において震度5弱以下の地震の場合は,児童の帰宅が困難,あるいは保護者が帰宅困難となることが予測されるとき
※市内等の状況を判断して,児童を個々に帰宅させることが危険と考えられる場合,または,保護者等が震災による交通機関の不通等により帰宅困難になることが予測される場合は,児童を下校させずに保護者に引き渡すまで,避難場所で保護します。判断は高富中学校・梅原保育園の校園長が協議して行いますので,バラバラの対応となることはありません。
3 引き渡し方法
児童引き渡しカードに記載のある保護者等であることを確認した後,避難場所において児童を引き渡します。様々な状況で迎えに来られない場合,学校は保護者が迎えに来るまで児童を安全に保護します。
4 児童が置かれた状況別の学校の対応
(1)児童が学校にいて安全な帰宅がむずかしい状況の場合
ア 余震の恐れや二次災害の状況の情報を収集し,安全が確認されるまで全校児童を学校の安全な場所に留め置きます。
イ 各家庭に「学校に一時留め置くこと」を緊急メールシステムで連絡します。
ウ 交通の安全が確認された場合は,緊急メールシステムで各家庭に連絡し,学校に迎えに来てもらいます。(保護者への直接引き渡し)
エ 一定時間経過しても家庭からの迎えがない場合は,そのまま学校に留め置き,電話等を利用して家庭へ個別に連絡をします。連絡が取れるまでは,児童は学校に留め置くことになります。電話やメールが機能しない場合も,保護者のお迎えがあるまで学校に留め置くこととします。
(2)登下校途中の場合
ア 児童が登下校途中に地震に遭遇し,学校に戻ってきた場合は,学校に一時留め置き,緊急メールシステムや電話を利用して各家庭に連絡します。
イ 児童が学校以外の場所に避難している可能性がある場合は,各家庭に下記(3)と同様の方法,または直接避難所に出向くなどして安否の確認をします。
※大きな地震の場合は,あわてず近くの安全な場所に一時避難すること。
※頭上からの落下物・建物やブロック塀の倒壊・火災,場合によっては地割れ等に注意して行動すること。
※揺れがおさまり,安全だと判断できたら,学校か自宅,または公民館などの公共施設に設置される避難所など,最も近い安全な場所に避難すること。
(3)帰宅後や休日など(児童が自宅にいる場合)
学校から連絡があるまで自宅待機。学校からの連絡方法は以下の通り。
ア 緊急メールシステムを用いるか,電話で各家庭の緊急連絡先に連絡して,安否確認をします。
イ 在宅時に地震等の災害によるケガをした場合は,救急や病院に連絡するとともに,学校への連絡をお願いします。
【ご家庭へのお願い】
○大規模な地震の場合,メールも電話も機能しない場合があります。その場合,学校は災害伝言ダイヤル『171』に情報メッセージを入れます。(※本校が被災地に指定された時のみ利用できます。)
(災害伝言ダイヤルの操作手順)
ダイヤル「171」→「2」→「0581-22―1068」(本校の災害時優先電話)→ メッセージを聞く。
※災害伝言ダイヤルも利用できなくなったときは,家庭訪問や避難所への訪問を行うことで安否確認をします。
○「緊急連絡先」等に変更がある場合は,その都度,学級担任へ連絡し,訂正をお願いします。
○災害時にお子さんを迎えにくる場合の駐車場はグラウンドです。
○本校での引渡し場所は体育館です。
○常に安全を意識した登下校ができるようご家庭での指導をお願いします。
○さらに詳細な対応を記載した学校防災計画,学校危機管理マニュアルをホームページに掲載しております。ご覧下さい。