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校長の独り言20200526
岐阜の方言に「やっとかめ」という言葉があります。私が子どもの頃,私の親が親類の人たちと久しぶりに会うと「やっとかめやなも」と言っていました。
この「やっとかめ」は「八十日目」と書く「やとうかめ」がなまったのだと,後々聞いたことがあります。「人のうわさも七十五日」と言うが,再会がそれよりも長く感じるくらい久しぶりだというときに使うそうです。本当かどうかは知りませんが,納得した覚えがあります。
昨日,「やっとかめ」に生徒たちと再会しました。仲間や先生と会って話ができる喜びに満ちていた子もいれば,久しぶりすぎてぎこちない子,分散登校のせいで仲のいい子と話せずにがっかりしていた子もいたようです。
それでも,とにかく学校という共同の学びの場,子どもの成長を促す場が再開したことに,全職員が喜びを感じつつ,責任も感じています。
学校では,登校時に昇降口前で体温とマスク着用の確認と手指の消毒,教室に入る前に手洗いとうがい,教室内は隣席と距離をとった座席配置,午前と午後のそれぞれの生徒下校後の校舎内消毒作業,心のアンケートのチェックなど,配慮をしました。6月1日(月曜日)からは,さらに牛乳を飲む際にも配慮が加わりますが,子どもたちの安全を守りつつ,学校という大切な場を活かしていきたいものです。