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校長の独り言20200601

記事ID:0014674 更新日:2020年6月1日更新

 今日は,やっとかめの授業日です。学校再開の第2ステージとして,午前午後の分散登校のままで,教科等の授業を行いました。とりあえず今日は生徒たちは真剣に授業に参加していました。先生の話をじっと聞きながら,カリカリと鉛筆を走らせたり,ハンドサインで答えを示したりと,半日とは言え,前向きな姿に少し安心をしました。

授業風景1

 「とりあえず」と表現したのは,やはり生徒たちにとっては,久しぶりの授業に緊張感があるため,これから続くこの授業への順応には個人差があるだろうと思うからです。先生の授業のやり方も,これまでのように生徒の大きな声での反応は求められないし,話し合い活動で思考を深めさせることもできませんから,講義形式で話すことがどうしても多くなります。授業動画の作成もそうでしたが,生徒たちだけでなく,私たちの教育活動も創意工夫を迫られているのがわかります。

授業風景2

 今日,生徒を通じて配付した文書に関する内容に加えて,体育大会や合唱発表会が従来の形では実施できないこと,修学旅行や宿泊研修を延期していることなどを話しました。さらに,北九州での小学生や中学生の感染の話から,感染した人を責めたりせず,一番辛いだろうその人を思いやることの大切さを伝えました。

 また,方言の話になりますが,岐阜や名古屋で,「かんこうする」という言葉があります。私は子どもの頃,親から「もっとかんこうしやー」と言われていました。実は,この「かんこう」は漢字で「勘考」と書き,「勘」も「考」も考えるという意味があるので,文字通り「考えに考え抜く」「熟慮する」という意味の言葉で,方言でもないようです。

 新型コロナウイルス感染症の影響で,生徒たちの命や健康を守らなければいけないのと同時に,教育活動に様々な制限がかかります。状況が変わるたびに様々な対応を「勘考」させられています。ぜひ,保護者の皆様のお知恵やお力もお貸しください。

 報告です。先日,地域の方から(匿名ですが)「新型コロナウイルス感染症への対応で,子どもたちのために役立ててほしい」と,学校に5万円ものお金を寄贈頂きました。現在,子どもたちに還元できる物を急いで検討し,感染予防対策に必要な物品購入に充てることを検討中です。保護者の皆様にお伝えすると同時に,この場をお借りして感謝申し上げます。