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校長の独り言20201006

記事ID:0017747 更新日:2020年10月6日更新

9月28日(月曜日) 2年生キャリア教育「栗拾い体験」

 例年10月から11月にかけて,2年生はキャリア教育の一環で「職場体験学習」と「働く大人講座」を実施しています。ところが,新型コロナウイルス感染予防のため,こうした教育活動が実質的には中止となっています。高山研修も行けなかった2年生のために,学年主任と相談して「栗拾い体験学習」を実施しました。例年盛大に開催される「栗まつり」の中止により,子どもたちが山県市名産の「利平栗」に触れる機会もなくなったこともあったので,子どもたちに栗拾いという農業体験のキャリア教育をしながら,ふるさと山県市を知るふるさと教育も同時に行うという贅沢な企画です。

 山県市役所農林畜産課の方に相談したところ,いろいろと手配をしていただき,大桑栗団地組合会長であり,栗拾いの機会をご自身の栗林でご提供いただいた三井さんのご協力で,栗を拾う作業の大変さとやりがいを体験させていただいた上で,加工業者の「石井食品」さんからは山県市の栗がどのように加工されるのか,山県市農産物直売所「てんこもり」さんからは利平栗がどのように販売されているのかをそれぞれお話しいただき,流通ルートも学びました。

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 この日に拾ったのは「利平栗」と「つくば」の二種類。販売するときにお客さんに嫌な思いをさせないために,しっかりと選別しなければなりません。名産の利平栗は先端部分が白くとがっていて全体がぷっくりと膨らんでいるのが特徴だそうです。この利平栗,大桑の土田健吉氏が,天津甘栗の甘さに着目して,和栗と天津甘栗とをかけ合わせて1940年頃に作り出した品種だそうです。土田家の家号である「利平治」からとって,利平栗と名づけられたそうです。今では全国的に広まっている人気の栗で,てんこもりさんによれば,この時期には全国各地から問い合わせの電話がひっきりなしだそうです。

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無添加で加工して商品にすることは難しいのですが,安心安全のために努力しておられる石井食品さんのお話もためになりました。

 

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