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校長の独り言20210107
令和3(2021)年1月
新しい年が始まりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
学校の玄関には,教頭先生や杉の秀学級の子たちで作った門松が年末年始に飾られています。
昨年末にホームページではお伝えできませんでしたが,文部科学省のGIGAスクール構想により小中学校の全児童生徒にタブレットが用意されることとなりました。新型コロナウイルス感染症拡大により1年前倒しになったことで,タブレットの発注が集中し欠品状態になり,全国的に配備が遅くなったようです。本校は,山県市のご尽力で昨年内に全校生徒分が届きましたので,すぐに使い始めの授業を校長が行いました。
タブレット内にインストールされている学習アプリを試すように言うと,子どもたちの順応の早さはさすがデジタル世代です。喜んで使っていました。不幸にも新型コロナウイルス感染症拡大の状況によって年度当初のように臨時休業となった場合には,子どもたちはこのタブレットを家に持ち帰り,自宅学習をしたり,学校から配信されるオンライン授業を受けたりすることも想定しています。とりあえず,早く慣れるように授業や行事で活用していきます。
また上記の授業では,新型コロナウイルスに関係する英語の使われ方を英語の授業として指導しました。ニュースでよく聞くカタカナ(クラスター,ソーシャルディスタンス,ワクチンなど)の解説に加え,ウイルスの構造や感染の仕組みを教え,消毒やマスクの意義を伝えました。ご家庭でも話して頂いているとは思いますが,命を守るためには何度でも伝えたいことです。
1月5日(火曜日)に始まった新年最初の授業日。冬休み中に岐阜県内での新規感染者が増え続ける中,校長から全校生徒へ向けて,再度感染予防の重要性と差別偏見の抑止に関わるメッセージを校内Zoomで伝えました。
なんと昨日1月6日の県内新規感染者数は102人。亡くなる方も増え続けているので,子どもたちはもちろん,そのご家族のことも心配になります。そして,これだけの拡大の中では誰が感染していてもおかしくないような状況です。感染した人やエッセンシャルワーカーのご家族への誹謗中傷など,絶対に子どもたちにはそんな悲しいことはさせたくありません。各クラスの担任もそのことを熱く子どもたちに語ってくれています。
子どもたちは様々な制限の中,本当によく頑張っています。生徒会役員も明るい話題を提供しようと努めてくれています。規律ある学習や掃除を目指しながらも,ギスギスした雰囲気にならないような掲示を考えたり,大人も見習うべきだなと考えさせられます。
1月7日(木曜日)の今日は,3年生の学年末テストと1,2年生の実力テストを行っています。雪が降る中,みな真剣に問題に取り組む姿が心強く感じます。「がんばれ,みんな!」