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地球温暖化対策推進実行計画(事務・事業)と二酸化炭素排出量
計画の概要と削減目標
平成26年2月に山県市地球温暖化対策推進実行計画を策定し、市の事務、事業における温室効果ガスの排出量削減に取り組んでいます。計画は5年ごとに見直しを行い、平成30年度に策定した第2次実行計画では平成29年度を基準年度として、温室効果ガスの排出削減目標を「令和5年度までに平成29年度比で5%削減すること」とし、取り組んできました。
令和6年4月に、第3次実行計画を策定し、令和4年度を基準年度として、温室効果ガスの排出削減目標を「令和12年度までに令和4年度比52.6%削減すること」としています。
令和6年度における二酸化炭素排出量
令和6年度に市の事務・事業から排出された二酸化炭素排出量は8,629t-CO2となりました。これは令和5年度の実績値9,764t-CO2と比べると11.6%減(1,135t-CO2)となりました。また、令和4年度実績値9,507t-CO2と比べると9.2%減(878t-CO2)となりました。
令和6年度結果の主な理由
令和6年度市の事務・事業について、省エネ設備の導入や環境に配慮した電気の使用により、電気使用量が前年比10.7%(1,301,241kwh)減少、灯油使用量が前年比8.7%(34,161L)減少、一般廃棄物の排出量(廃プラスチック)が前年比2.3%(25t)減少したことが二酸化炭素排出量の主な減少理由となりました。
アフターコロナを経て、事業活動が活発化したこと、記録的な猛暑によりエアコン稼働時間が増加したことが影響し、燃料(ガソリン、軽油、都市ガス、プロパンガス)の使用量が増加しましたが、全体の二酸化炭素排出量は、前年比11.62%減少と大きく削減することが出来ました。
第3次計画(令和4年度~令和12年度)の2年度目を終え、削減率は令和4年比9.2%減少となりましたが、令和12年度までに残り43.4%削減が必要です。
令和6年度排出源二酸化炭素排出量 [PDFファイル/61KB]
今後の対応など
温室効果ガス排出量は、気象状況や施設の利用状況などに大きく左右されるため、市民の皆さんへのサービスを低下させずに削減することは容易なことではありません。
今年度策定した第3次計画は令和12年までに温室効果ガス排出量を52.6%削減することを目標としています。これまでの計画に比べ大幅な引き上げ目標ではありますが、2050年カーボン・マイナス・シティ実現に向けて「できることから少しでも」という意識を全職員が持ち、Let'sカーボンマイナスチャレンジを合言葉に地球温暖化防止活動に取り組みます。