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カモシカの保護と対応
山々に囲まれた市では、国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカの姿を身近に見ることができます。基本的に人に被害を加えることはほとんどなく、刺激しない限りおとなしい動物です。貴重な地域の宝を次世代へ繋ぐため、ご理解とご協力をお願いします。
カモシカに出会ったら「そっと」見守ってください
カモシカに遭遇したとき「角があるから怖い」「襲われるかも」と驚かれるかもしれませんが、カモシカは本来とても臆病でおとなしい動物です。
もし出会ったときは、次のポイントを意識して見守ってあげてください。そうすれば、カモシカは自然と森の奥へと帰っていきます。
ただし、怪我をして動けない個体や住宅街の真ん中に迷い込んで動けなくなっている個体を見かけた場合は、無理に追い払おうとせず、市まで連絡してください。
1. 近づかない、驚かせない
カモシカを見つけたら、まずは立ち止まりましょう。
- 距離を保つ 向こうから近づいてくることはほとんどありません。一定の距離を保ってください。
- 静かに見守る 大声を出したり、石を投げたり、棒を振り回したりしないでください。驚いて走り出し、衝突する恐れがあります。
2. 逃げ道をふさがない
カモシカは帰巣本能が強く、自分の通り道を通りたいと考えています。
- 道を譲る 狭い山道などで鉢合わせた場合は、カモシカに逃げ道(特に山の上側)を空けて、ゆっくりと後退してください。
3. 写真撮影は「ほどほど」に
珍しい動物なのでカメラを向けたくなるかもしれませんが、フラッシュや急な接近は厳禁です。
- ズーム機能を使って、離れた場所から静かに撮影しましょう。
その他
犬を連れている場合
カモシカは、犬に対しては強い警戒心を持ちます。
散歩中に遭遇した場合は、犬が吠えたり飛びかかったりしないよう、リードを短く持ち、その場を静かに離れてください。
生きているが動かないカモシカを見つけた場合
カモシカには、じっと動かずにこちらを観察する習性(凝視)があります。
「じっと見つめ合ってしまった 」という状況になっても、それは彼らが「この人間は危険かな?」と確認しているだけです。しばらくすると森の中へ帰っていきますので、安心してください。
幼獣(こども)を見つけた場合
山道などで幼獣が1頭でいても、決して近づいたり保護したりしないでください。
- 親は近くにいます 親が採食中に、幼獣を安全な場所に待機させているだけです。
- 誤認保護を防ぐ 人が触れると人間の臭いがつき、親が育児を放棄する恐れがあります。
「迷子かな?」と思っても、そのままそっと立ち去ることが、幼獣の命を守る最善の方法です。怪我をしている場合のみ、市まで連絡してください。
「生きているが弱っている」か「死亡している」場合
カモシカは国の特別天然記念物であるため、死がいであってもその取り扱いには法律に基づいた手続きが必要です。
- 動かさず、そのままにする。
- 生涯学習課文化財調査室(0581-32-9008)へ連絡する。
発見した場所、日時、カモシカの状況をお知らせください。 - 感染症予防のため触れない。
野生動物には未知の病原体やダニが付着している可能性があります。決して素手で触れないようお願いします。










