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木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)

記事ID:0056117 更新日:2026年6月24日更新

木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)

文化財の指定概要
指定名称 木造十一面観音立像
分類 重要文化財
指定別
種別 美術工芸品
所在地 岐阜県山県市佐野
所有者(管理者) 南泉寺
指定年月日 昭和53年(1978年)12月19日

 本像は、平安時代中期(10〜11世紀)に制作された、豊かな量感が特徴の木造十一面観音立像です。

 像高は173cm、材はヒノキを使用。頭部から胴体までを一続きの材から切り出す「一木造(いちぼくづくり)」で造られており、木の乾燥によるひび割れを防ぐため、背中側から内側をくり抜く「内ぐり(うちぐり)」という技法が施されています。両肩が張り、腰回りが112cmもある堂々とした体躯(たいく)は、この時代の仏像特有の、圧倒的な存在感を放ちます。

 頭上には11の小さな顔(化仏:けぶつ)を戴(いただ)き、手には蓮華(れんげ)を携えています。体を覆う衣服のひだ(衣褶:いしゅう)の表現は力強く、装飾性にも優れています。全身に輝く金箔(漆の上に金箔を張る「漆箔」の技法)や、頭上の細かな顔、両足などは後世の修理によるもの(後補)です。一見新しく見えますが、内に秘められた力強さは、平安中期の優れた作風を現代に生き生きと伝えています。

※一般非公開

木造十一面観音菩薩立像 

 
関連ページ 木造十一面観音立像[もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう](南泉寺) ​(岐阜県ホームページ)<外部リンク>