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高富地域
高富地域水道の沿革
市の南部に位置する高富地域では、東海環状自動車道山県インターチェンジが開通し、中京圏のベットタウンとして街の様相が急激に変貌しつつあります。 昭和32年8月に中市場が組合水道として創設以来、大桑、西深瀬、東深瀬など各地域で給水を開始し、昭和35年には高富地域に給水を始めました。その後、数回の統合・廃止を繰り返し、昭和45年に高富、北部、東深瀬、大桑、市洞、桜尾の6カ所の公営簡易水道と中市場、西市場、六反、栢野の組合簡易水道となり、昭和48年には高富、東深瀬、桜尾の公営簡易水道が統合して上水道へ、さらに昭和52年には北部公営簡易水道が上水道に統合されました。 平成5年度には、それまでの地区ごとの水道事業から上水道事業へ一本化し、給水量や給水区域を拡張、統合する「第2次拡張事業」を行い、取水、浄水、送水施設の基幹となる工事を完了(耐震配水管網は現在も整備中)して、高富小学校南の高富水源地、富岡小学校東の北部水源地から飲料水を供給しています。また、旧三町村(旧高富町、旧伊自良村、旧美山町)の合併を機に、隣接する伊自良簡易水道事業の配水管と緊急連絡管(通常は閉栓され緊急時のみ解放する配水管)により連結されて、緊急時の相互給水が可能となっています。
高富地域上水道事業の現況
項目 |
事業概要 |
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給水区域 |
高富地域全域
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計画給水人口 |
19,280人 |
計画給水量 |
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水源の種類および位置 |
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水道水の浄水方法 |
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水道施設の内訳
区分 |
施設の内容 |
備考 |
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取水施設 |
高富水源地 |
- |
導水施設 |
高富水源地 |
- |
浄水施設 | 高富水源地 次亜塩素注入施設 管理棟 RC製2階 A=345m2 電気計装設備(受変電設備・水質計器等の設備) 発電機棟 鉄骨ALC製 A=45m2 自家発電設備 330KVA 中央監視データ伝送装置 北部水源地 次亜塩素注入施設 浄水池 RC製 Ve=161m3(配水池兼用) 管理棟 RC製 A=90m2 電気計装設備(受変電設備・水質計器等の設備) 自家発電設備 200KVA 中央監視データ伝送装置 山県市役所庁舎(水道課) 中央監視装置 |
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送水施設 | 高富水源地 送水管 DIP他製 Ø100mm~Ø150mm L=524m |
北部配水用の送水管 |
配水施設 | 高富配水ポンプ設備 配水池(浄水池兼用) RC製 Ve=1,104m3(地下式、上部は管理棟) 配水ポンプ 水中ポンプ(No.1)Ø200mm×4.0m3/分×55m×75Kw 水中ポンプ(No.2)Ø200mm×4.0m3/分×55m×75Kw 水中ポンプ(No.3)Ø200mm×4.0m3/分×55m×75Kw 水中ポンプ(No.4)Ø200mm×4.0m3/分×55m×75Kw 北部配水ポンプ設備 配水ポンプ(No.1~No.3) 水中ポンプ(No.1)Ø125mm×2.0m3/分×80m×45Kw 水中ポンプ(No.2)Ø125mm×2.0m3/分×80m×45Kw 水中ポンプ(No.3)Ø125mm×2.0m3/分×80m×45Kw 市洞増圧ポンプ設備 管理棟 CB製 A=12m2 自家発電設備 38KVA 増圧ポンプ 直結ブースターポンプ(No.1)Ø50mm×0.28m3/分×40m×3.7Kw 直結ブースターポンプ(No.2)Ø50mm×0.28m3/分×40m×3.7Kw 電気計装設備(受変電設備・水質計器等の設備) 中央監視データ伝送装置 雉洞増圧ポンプ設備 管理棟 CB製 A=12m2 増圧ポンプ 直結ブースターポンプ(No.1) Ø40mm×0.27m3/分×60m×5.5Kw 直結ブースターポンプ(No.2) Ø40mm×0.27m3/分×60m×5.5Kw 電気計装設備(受変電設備・水質計器等の設備) 中央監視データ伝送装置 配水管 CIP他 Ø50mm~Ø250mm L=163Km |
配水管は、七日市~小倉間と高田~大森間で緊急連絡管(通常は閉栓され緊急時のみ解放する配水管)により伊自良簡易水道事業とつながって、緊急時には高富上水道の流末となる七日市、高田地区への給水が可能となっています。 |
「第2次拡張事業」により、高富地域上水道の施設整備を順次進めておりますが、昨今の生活様式の変化はめざましいものがあり、一部地域では水圧低下や水量の不足などの諸問題が生じております。 今後、同地域上水道事業では、さらに安全で安心な水を安定してみなさんにお届けできるよう「第3次拡張事業(仮称)」の実現に向けて取り組みますので、水道事業へのご理解とご協力をお願いします。