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令和7年4月1日、2050年カーボン・マイナス・シティ実現に向け、環境にこだわったコミュニティセンターとして「いわ桜コミュニティセンター」を開所しました。
開所に先立ち、令和7年1月に、建築物省エネルギー性能表示、通称「BELS(ベルス)」において、建物の設計段階のエネルギー消費量を106%(省エネで56%、創エネで50%)削減し、山県市の公共施設で初めて、最高ランクとなる「ZEB」認証を取得しました。
Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼ぶ。
快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物を指す。
断熱、高効率機器による省エネ化によって消費エネルギーを減らし、再生可能エネルギーによる再エネ化によって消費エネルギー量相当をつくることで、一次エネルギー消費量を正味100%以上削減していくことを実現。
一次エネルギー収支の達成状況に応じて、4段階のランクがあり、それぞれの基準に満たした場合、認証を取得することができる。
Power Purchase Agreement(電力販売契約)の略称。
設備設置事業者(PPA事業者)が施設の未利用地(屋根や敷地内など)に太陽光発電設備を設置し、施設側は設備で発電した電力を購入する契約モデルのことを指す。
施設側は、設備を所有しないため、初期投資の負担や設備の維持管理を行うことなく、再生可能エネルギーの電力を使用することが可能。
市は、令和6年4月に公募型プロポーザル方式にて、「やまがたテラス・西濃建設共同事業体(代表企業 株式会社やまがたテラス 代表取締役 宇野 睦)」を最優秀企画提案者に選定。同年7月に脱炭素事業に関する協定を締結し、公共施設におけるPPAモデルでの太陽光発電設備導入事業を展開。
やまがたテラス・西濃建設共同事業体と脱炭素事業に関する協定締結
令和7年4月、美山地域の中心地(旧美山支所跡地)に支所機能を有したコミュニティセンターを開所。支所機能のほか、次の機能を有する。
所在地:岐阜県山県市谷合1358番地1
構造:木造
延べ床面積:510.10平方メートル
敷地面積:5,014.34平方メートル
最高高さ:9.48メートル
階数:平屋
機能:美山支所、談話スペース、多目的室、交流活動室、屋外テラス