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美濃国守護土岐氏の居城「大桑城」を紹介[令和元年5月]

記事ID:0004084 更新日:2019年5月17日更新

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」放映まであと7ケ月余りとなりました。山県市内には、美濃国守護土岐氏の最後の居館「大桑城(おおがじょう)」跡が現存する古城山(山県市大桑)と土岐氏支流の武将の一人である明智光秀の伝承地があります。

大桑城の歴史と登山

 室町時代から戦国時代にかけて200年以上にわたり美濃国を中心に勢力をふるった土岐氏は、1535年、長良川の洪水をきっかけに、山県市大桑地区に守護所を移し、大桑城や城下町を整備しました。
 大桑城はその後、斎藤道三に攻められて落城し、土岐頼芸は美濃を追放されました。こうして、大桑城は美濃国守護土岐氏の最後の居館となりました。

 古城山に現存する遺構からは、大桑城が堅固な守りを誇る山城であったことを感じることができます。そして、ミニ大桑城がある山頂からは広大な濃尾平野や岐阜城を望むことができ、かつてこの地を支配した一族の興亡に思いをはせることができます。

地域から愛され守られる大桑城

 毎年4月下旬、古城山の麓にある市立大桑小学校では、開校記念行事として児童と保護者らが城山登山を行っています。同小学校では、地域の歴史に愛着と誇りを持ってもらうため、20年以上活動しています。

 また、登山ルートは、山県市の自然・歴史・文化を調査研究し、市内の見学会や交流会をとおして山県の「よさ」を広める活動をしている「山県の「よさ」を見つけましょう会」が、毎年春に有志で、折れた枝の除去や崩れかかった道の整備、急な斜面にロープを張るなど、登山者の安全を守っていただいています。

 今年度、山県市は新たに歴史ガイドブックの作成や案内看板の設置、トイレなどを整備し、より多くの皆さんが快適に観光や登山を楽しんでいただけるようになる予定です。ぜひ遊びに来てください。

有志の皆さんによる林道整備の様子
有志の皆さんによる林道整備の様子

大桑小学校児童による城山登山
 大桑小学校児童による城山登山

山頂と日の出の画像
山頂と日の出

古城山頂からの眺めの画像
古城山頂からの眺め