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令和4年度 梅原小学校の経営について
1 学校の教育目標
豊かな心で たくましく生きる 梅原の子
【合い言葉】目標・努力・発見・自信
2 自己有用感に裏付けられた自信を育むために、子どもたちに培いたい力
・自分の考えをもち、仲間に伝える力 《やる気》
・自分で判断して、行動する(自分から動く・仲間を動かす)力 《根気》
・仲間と話し合い、協力し合って、よりよいものを創る力 《優しさ》《元気》
こうした力を培うことが、本校の課題である自己有用感を高めることにつながる。さらには、梅原の地で、梅原の仲間と学んだことへの自信と誇り、愛着心を醸成することにつながる。
学校生活において、「貢献」と「承認」の場を意図的に位置づけ、機を逸しない評価によって、 「できている自分」を自覚させる。自己有用感の高まりは、いじめの未然防止につながる。人とかかわることを喜びと感じる体験を 通して、面倒だったり、いやなこともあったりするけれど、他の人とかかわることは楽しいし、 役に立てたらうれしいと感じる場や機会をつくることで、いじめの加害者になることを防ぐ。
3 今年度の重点
【柱1】梅原の子としての自信を育む教育活動の創造
(1)みんなで創る授業づくり
○主体的に学び合い、「わかった」「できた」と実感できる全員参加の授業づくり
・主体性を引き出す、「自己選択、自己決定の場」がある授業
・気付きや発見、感動のある授業(単位時間の学習過程の工夫、教科の本質に触れる体験)
・少人数を最大限に生かす、学習状況に応じた個別化、最適化(Ictの活用)
・異年齢集団による学習の試行(外国語活動、梅っこタイム)
・ダ・ヴィンチルーム活用事例の累積
○認知機能の強化と、社会性の基盤づくり
・基礎学力の土台作り(覚える、見つける、写す、数える、想像する)
・みる力、きく力、伝える力の指導の充実
(2)みんなで高まり合う学級・学校づくり
○児童主体の活動の充実
・協力する力(周りに助けを求めたり、考えや意見の違う人と折り合いをつけられる力)を育 むための児童会活動の工夫
・異学年交流活動の充実
○居心地のよい学級・学校づくり
・子どもたちひとりひとりに居場所がある学級経営
・自分たちで学級・学校を動かしている手応えを感じる、組織を意識した学級づくり
・いじめ未然防止と教育相談の充実
(3)みんなで求める健康で安全な生活づくり
○進んで楽しめる運動と遊びの工夫
・チャレンジ運動推進による体づくりへの動機付けと意欲付け
・委員会による外遊びと運動の推進
○自分の命を自分で守りきることができる力の育成
・危険予知能力・危機回避能力育成のための学習プログラムの活用
・科学的知見に基づいた災害対応力の強化(防災科学教育)
【柱2】対応力の高い自律型組織運営の実現
(1)職員個々の対応力向上
○職員個々のスキルアップ
・Ictを活用した新しい教育技術の習得、活用
・根拠に基づいた共通行動の徹底(ねらいや願いの共有、法令の遵守)
・梅原小版スクールワイドPbsの具体化と実践推進
○情報の共有と活用
・事後検証の重視(成功、失敗事例の経過の可視化と共有)
・児童や外部からの視点による想定の重視
(2)自律型組織運営の実現
○主体的に考える職員
・危機感の共有(リスク、コスト)
・豊富な経験と得意を活かせる校務分掌
・精度の向上に比重をかけた企画と運営
○迅速に動ける仕組み
・サーバントリーダーシップの浸透
・よいと思ったことは「まずやってみる」
・一何の原則の徹底(変化や違和感、危険信号の報告、連絡、相談を即時、随時に)
○改善のための対話と協働
・子ども、地域、職員にとって、よりよい業務標準化のための創意工夫
・職員間のよさみつけ
【柱3】地域と共にある学校づくり
(1)学校運営協議会のシンカ・カイゼン
○地域団体との連携強化
・ゆう友ふれあいフェスタの企画内容の工夫
・公民館学習発表会での協働活動
・連合自治会との共同防災教育
○学び支援部会による学習支援の充実
・食農体験と「梅っこタイム」の構造化
・「梅原の荘」をキーワードにした地域学習、歴史学習
(2)地域、保護者の活力の導入と学びの発信
○学習支援ボランティアの拡充
・地域人の特技や専門性を発揮していただける場の提供
・安全で効果的に技能を習得できる学習支援
○学びの成果を地域へ発信する活動の推進
・児童による社会貢献活動(地域ボランティア活動)の場の設定
(3)学校評価の質の向上
・学校と地域が連携したPdcaサイクルの確立