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戦国時代の石垣を40か所で確認しました

記事ID:0017138 更新日:2020年9月7日更新

戦国時代の石垣を40か所で確認しました

 大桑城跡の調査の一つである石垣の分布状況の把握調査を実施しています。
 大桑城の石垣は、先行研究により約10か所で確認されていましたが、今回新たに約30か所で発見し、あわせて約40か所となりました。

 大桑城や城下町を整備したとされる守護土岐頼芸は、「土の城」が主流であったと考えられる時期に、新しい石垣の技術を取り入れ、守護の拠点にふさわしい城づくりを行っていたと考えられます。大河ドラマ「麒麟がくる」では、鷹の絵ばかり描き、斎藤道三のあやつり人形のように描写され、「弱い守護」のイメージが強いですが、今回発見はその人物像についても再考を迫るものとになるかもしれません。

大桑城跡の石垣

 大桑城跡の登山道沿いに「石垣見学ポイント」を設置し、また登山道入り口の案内ボックスには「大桑城跡石垣散策マップ」がありますので、当時の石垣を楽しみながら登山してみてはいかがでしょうか。
 なお、石垣を見学される際は、崩落の可能性があるため、石垣の石材に足を掛けないでください。また、登山道以外の石垣については、アクセスする道がなく危険なため、山の中に入って探さないようお願いします。

石垣見学マップ

大桑城跡石垣見学マップ(拡大表示 [PDFファイル/1.25MB]

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