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ロタウイルス感染症の予防接種について

記事ID:0017615 更新日:2020年10月1日更新

ロタウイルス感染症予防接種が10月1日から定期接種になります 

令和2年10月1日からロタウイルスワクチンの定期接種が始まります。
ロタウイルスワクチンは、ロタウイルス胃腸炎の重症化を予防します。対象者は早めに接種しましょう。

ロタウイルス胃腸炎とは?

 ロタウイルスは、乳幼児にみられる胃腸炎の主な原因です。下痢や嘔吐は1週間程度で治りますが、下痢、嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こす場合もあり、乳幼児の急性胃腸炎による入院の中で、もっとも多い感染症です。一生のうちに何度も感染するウイルスですが、初めてロタウイルスに感染した時は、特に重症化しやすく、まれに脳や腎臓に影響を及ぼすこともあり、注意が必要です。
 ワクチンを接種することで、下痢や嘔吐を防いだり、軽くしたりして重症化をすることを防ぎます。
 予防接種で、重症胃腸炎を減らすことができますので早めに接種しましょう。

対象者

 令和2年8月1日以降に生まれたお子さん

ワクチン

 ワクチンは2種類あり、どちらも飲むワクチンです。どちらも予防効果や安全性に差はありませんが、ワクチンの種類によって2回または3回接種となりますので、他のワクチンとの接種スケジュールなどを考慮して選択してください。
 ワクチンの接種できる期間は短く、他のワクチンの接種と重なる時期になるので、お子さんが生まれたらできるだけ早めにかかりつけの医療機関で相談しワクチン接種スケジュールを立てましょう。

ワクチン名 ロタリックス(1価) ロタテック(5価)
接種時期 出生6週0日後から24週0日後 出生6週0日後から32週0日後
※どちらのワクチンも初回は、生後2カ月になった日から出生14週6日までに接種
接種回数 2回接種 3回接種
どちらのワクチンも27日以上の間隔をあける
副反応 どちらのワクチンも接種後(特に1~2週間)は腸重積症の症状に注意し、症状がみられた場合は速やかに接種した医療機関を受診してください。

腸重積症について

 腸重積症とは、腸が腸に入り込み閉塞状態になることです。0歳児の場合は、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、もともと3~4カ月くらいから月齢があがるにつれて多くなります。
 腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後は早く治療すればほとんどの場合手術をしないで治療できます。次のような症状に気づいたら、速やかに接種した医療機関を受診してください。

  1. 泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
  2. 嘔吐を繰り返す
  3. ぐったりして顔色が悪くなる
  4. 血便が出る