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【移住者】天職に出会い、プライベートも充実

記事ID:0004160 更新日:2020年2月26日更新

Y・Kさん(会社員)

(30代)美山地区(岐阜県(岐阜市)から移住)

Y・Kさん(会社員)の画像1

清流に心奪われて、林業へ転職

Y・Kさん(会社員)の画像2

 前職は、障がい者支援施設で働いていました。とてもやりがいのある仕事でしたが、不規則勤務で生活リズムが崩れ、体調が優れない日が多くなり、転職を決めました。学生時代から環境保全にも興味があったので、林業をやってみようと考えたのです。他の森林組合も見学に行きましたが、美山地区の川があまりに綺麗で、雰囲気もよくて「ここだ!」と直感。昨年4月、岐阜中央森林組合に就職しました。夏には豪雨や台風で土砂災害や風倒木により、道が寸断されたり、停電が起きたりと大変な時期もありましたが、だからこそ林業に対して強い使命感と「暮らしの役に立っているんだ」という実感が持てました。

通勤5分、時間にゆとりが生まれた

Y・Kさん(会社員)の画像3

 山で体を動かす仕事は気持ちがいい。登山も好きなので、趣味の延長のような感覚もあります。自然の中で食べる弁当はうまいし、食後の昼寝も最高です。普段は3人チームで間伐作業をしています。危険な現場もありますが、お互いに声をかけあい、怪我の無いように作業を行っています。林業が天職だと感じられるようになりました。できるなら、美山で働くだけでなく住みたいと思い、8月に空家バンクに登録。10月に今の家の購入を決め、12月に引っ越しました。その間も、空家バンクの担当者は親切に対応してくださいました。今は通勤に車で5分もかからず、時間にゆとりが生まれました。

休日はサッカーやフットサル、鮎の友釣りも

Y・Kさん(会社員)の画像4

 林業は朝が少し早いですが日が沈めば作業になりませんから、ほとんど残業がなく、健康的です。基本的に土日休みなので、趣味のサッカーを満足にできるようになりました。最近はフットサルに挑戦し、プライベートも充実できています。家の近くには廃校のグラウンドがあるので、ボールを蹴って楽しむこともあります。また、友達と山県市の三名山にも登りました。昨年、職場の方に鮎の友釣りを教えてもらったので、今年は本格的に始めたい。庭でバーベキューをしたり、川遊びも楽しみたい。畑で野菜も作りたい。暖かくなったら自転車で通勤もしたい。今はやりたいことだらけです。

地域のつながりの中で暮らしたい

Y・Kさん(会社員)の画像5

 この家は、私が引っ越す直前まで以前の持ち主が住んでいらっしゃったので、手直しの必要はほどんどなく、快適に暮らせています。ただ、ゆくゆくは結婚して、この家で子育てもしたいので、少しずつ手直しをしていきたいと思います。もうひとつ、ここに引っ越して良かったのは、地域のつながりがあることです。自治会に入り、寄り合いにも参加させていただきましたが、皆さん気さくに話しかけてくださって、ありがたかった。近所の方に野菜をいただくこともありました。こうしたふれあいは、本当にうれしい。4月には消防団に入る予定なので、そこでの出会いも楽しみです。

(平成31年3月 掲載)