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【移住者】どこを旅行しても、家が最高って思えるの

記事ID:0004162 更新日:2020年2月26日更新

主婦 T・Kさん F・Fさん M・Mさん

(30代)美山地区(愛知県などから移住)

主婦 T・Kさん F・Fさん M・Mさんの画像1

街へのアクセスもいいのに、川がきれい

主婦の画像1

 K:「初めて美山に来てびっくりしたのは、川の青さ。この清らかな川で子どもを遊ばせたいと思った。緑はきれいだし、山里の穏やかな暮らしからは先人の知恵も感じられて。今住んでいる家は日当たりのいい畑もあって、ここで子育てしながら、ささやかでも食べるものを作れたらいいなって」
 F:「私は子どもの頃、近所の雑木林が遊び場だったんだけどそんな心の原風景と重なるところもあって、ここにしたの。車で30分ほど走れば岐阜市内にも行ける。そのアクセスの良さも魅力だった。街への利便性と田舎の自然、両方をバランスよく楽しめるのは、美山の良いところかな」

無農薬に理解のある地域で野菜を育てたい

主婦の画像2

 F:「ママ友たちとよく話題にするのは、子どもの食事。今はアレルギーやアトピーに悩む子が多い。だから安心できる食材を使いたいねって。できるなら自分で無農薬の野菜を作りたい。移住を考えている若い夫婦の中には、それを目的のひとつにしている人たちもいる。私が住んでいる集落は、もともと無農薬に理解があって。そういう若い夫婦の気持ちを受け入れてくれるみたい。それは引っ越してきて感じること。本当に良かった」
 M:「私の近所にも、お孫さんのために農薬や化学肥料を使わずに野菜を作っているおじいちゃんやおばあちゃんがいるよ。時々野菜をいただくこともあるの。本当にありがたい」

人のぬくもり、子どもへのやさしさ

主婦の画像3

 M:「美山は住んでいる人たちが温かい。私は美山生まれで、子どもの頃は『田舎は不便だな』と思っていたけど、大人になって都会に住んで、子どもを産んで、はじめてここの良さを知ったような気がする。田舎は地域のつきあいが大変というけど、それはあまり感じていない。むしろ守られている感じがする」
 K:「うちの周りでも、子どもに向ける目がやさしくて、散歩していると気さくに声をかけてくれるの。毎日畑に立つお年寄りの姿から学ぶことも多い。ここには都会にあるものが無いけれど、都会に無いものがある。もちろん不便を感じたりすることもあるけど、都会は余計なものがあり過ぎると感じていたから、心地がいい」

見上げれば、いつも満天の星

主婦 T・Kさん F・Fさん M・Mさんの画像2

 F:「旅行に出かけても、家に帰ると『あぁ、やっぱりここが最高!」って思う。満天の星空を眺めると特にそう感じるの。空気はきれいだし、蛍が舞うほど川の水はきれいだし。通勤のときに見る山の景色も季節ごとに変わって本当にきれい。庭先の野草や裏山の山菜を一つひとつ覚えて、毎日飽きない」
 M:「私もそう。今は家にいるのが一番好き。発酵食品が好きな仲間たちと一緒に味噌や醤油を作ったりするのも楽しい」
 K:「最近、子どもの頃のように好奇心や創作意欲がむくむくわき上がってくる感じがするの。何かやりたいって。子どものおかげかな。それともこの土地が持つ不思議な力なのかもね」

(平成31年3月 掲載)