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【移住者】仕事はスカイプ。休日は愛犬とドライブへ

記事ID:0007445 更新日:2020年2月26日更新

Kさん夫妻(会社経営者)


(60代) 伊自良地区(千葉県から移住)

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突然の家探し、運命的な出逢い

1枚目

S(夫)「仕事の関係で大阪、上海、ロンドン、北京と転々と暮らしてきました。特に北京が好きですね。食べ物はおいしいし、さらりとした気候で涼しい。そんな場所に住みたいねと妻と話していました。移住の第一の理由は放射能です。東日本大震災以降は、当時住んでいた千葉県でもホットスポットが問題となり、いつも放射線量計測器を持ち歩いています。岐阜は以前から気になっていた地域。たまたま一昨年9月、台湾出張前に突然時間が空いたので、『よしっ!家を探しに行こう』と大垣にホテルをとり、3日間で西は関ケ原、東は美濃から物件を見て回りました。そこで最後に出逢ったのが今の家です」

海外の社員たちとスカイプ会議

2枚目

S「2階には4部屋あり、夫婦それぞれに仕事部屋と寝室ができる。顧客が多い関西にもぐっと近くなる。これはいいと思い、11月に契約、昨年4月には住み始めました。
当社は、コンピュータソフトウエアの開発やクラウドインフラの構築が主な事業です。大手のクライアントがほとんどで、納期は長期のものが多いですね。東京にオフィスがあったときには、社員はすべて日本人でしたが、その一部は5、6年前から英語が堪能で即戦力のある優秀な外国人に変わりました。海外に住む社員と毎日スカイプ会議をしています。この仕事スタイルも山県移住を可能にした大きな要因ですね」

 

土のある暮らしを楽しんでいます

3枚目

S「北京時代は、大手化粧品会社の中国進出に向けての事業化計画、販売ルート開拓などをコンサルティングしていました。中国の大転換期で、命がけともいえる仕事でした。3社経営していた頃は、人事や経理ばかりに時間を取られていたこともあります。今は少数精鋭で面白い仕事をやりたいですね」
P(妻)「移住後は日々の買い物を心配していましたが、米国ホールセラーよりも安いスーパーがあって驚きました。野菜も新鮮ですね。近くのお花屋さんからカサブランカの球根を買って植えたら、今年大輪の花をたくさん咲かせてくれました。お花屋さんも喜んでくれましたよ。土がある暮らしはいいですね」

妻の創作活動、そして新たな事業も

4枚目

S「妻は画家であり、中国で特に権威がある美術大学を卒業した工業デザイナーでもあります。彼女がつくるビーズアートやワイヤーアートは驚くほど緻密で繊細。そして美しい。山県に引っ越して、円原の伏流水、伊自良の彼岸花、養老の滝、伊吹山、奥飛騨など県内各地を愛犬とドライブしていますが、どこも素晴らしい景色ばかり。そのインスピレーションを受けて彼女の創作活動にも力が入るでしょう。また、その彼女の力も借りながら、私は新たな事業を構想中です。通信はADSLから光へと移行し、山県市には来年高速道路ができます。ここで新たに面白いことが始まりそうでワクワクしているところです」

(令和元年9月 掲載)