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山県市生まれの医師発案の「山県ハヤシライス」をいただく

記事ID:0008025 更新日:2020年2月18日更新

山県市生まれの医師発案の「山県ハヤシライス」をいただく

時を超えて受け継がれた「山県ハヤシライス」

店内の様子

若い女性にも入りやすい店構え

 

誰もが知るハヤシライスは、山県市出身の人物によって発案されたということです。

明治初期のこと、山県市生まれで、書店・丸善の創業者でもある、早矢仕有的氏は横浜で医師として働いていました。栄養価の高い病院食として彼が発案したのは野菜と肉のごった煮、現在の「ハヤシライス」の原型なのだそうです。

それから100年以上の時が過ぎ、2011年、東日本大震災が関東・東北地方の沿岸部を襲った際、山県市の石神英樹さんたち、まちの有志で救援物資を送ったのだそうで、そのときの仲間が現在の「早矢仕ライスLabo」のメンバーとなっています。

 

「山県ハヤシライス」で山県市をもっと元気に

石神さん

それまで建築業を行っていた石神さんは2014年からビストロ サングリエ「久助」を出店。仲間たち30人は考えました。「自分たちの山県市の先輩が作った「ハヤシライス」を使って、まちおこしはできないか。山県市を元気にしてみんなを楽しませたい、幸せにしたい」と。そして「早矢仕ライスLabo」が誕生したのです。

とはいえ、飲食業のプロは石神さんのみで他のメンバーは建設業、製造業、自動車整備工、輸送業など料理経験はほぼゼロの異業種集団。当初は包丁すらまともに扱えず、失敗の連続だったといいます。

 

地元の食の旨みが溶け込んだルーがたまらない

ハヤシライスの画像

しかし彼らは揺らぐことのない目標を持っていました。それはメンバー全員が本気でおいしいと思える「ハヤシライス」を作ること。30人がおいしいと言えたら、きっとたくさんの人々にもおいしいと喜んでもらえるはずだという信念があったのです。それから試行錯誤を繰り返し、現在の「山県ハヤシライス」が生まれました。

「山県ハヤシライス」のおいしさは山県市の豊かな自然の恵みがあればこそ。早矢仕有的氏が発案した「ハヤシライス」を、山県市で採れた食材(タマネギなど)や飛騨牛で作る、それはとても贅沢なことです。

 

「山県ハヤシライス」のおいしさをもっと多くの人に

商品写真

2015年にはレトルトの「山県ハヤシライス」も登場し、「てんこもり農産物直売所」や、「ふれあいバザール」などの直売所で発売されています。

「早矢仕ライスLabo」のメンバーたちは、自分たちで目標を立て、それを実現したのですから、みんな真剣に「山県ハヤシライス」に取り組んでいて、包丁の扱いも今ではプロ並みなんだとか。イベントなどで出店するとなると、店のメンバーは総出でほとんど徹夜作業。タマネギだけで数百kgというスケールなのですから。

山県市のおいしさがぎゅっと詰まった「山県ハヤシライス」は、ビストロ サングリエ「久助」の看板メニュー。ぜひ山県の自慢の味を堪能してみて下さいね。

 

「ビストロ サングリエ『久助』」基本情報&アクセス

外観

ビストロ サングリエ「久助」(びすとろ さんぐりえ「きゅうすけ」)

電話 0581-32-9508

住所 山県市高富2418-1

交通 JR岐阜駅から車で20分

時間 11時~13時30分LO、18時~21時30分LO

休日 不定休

駐車場 15台